皆さん、こんにちは。いそ歯科医院 院長の大川です。
これまでの記事では、歯周病予防のために、歯磨きや歯間ブラシ、デンタルフロスなど、具体的なケア方法についてお話してきました。しかし、歯周病予防には、これらのケアに加えて、口腔内の乾燥対策も非常に重要です。今回は、口元の乾燥を防ぎ、健康な口腔環境を保つための具体的な方法についてご説明します。
なぜ口腔内の乾燥が問題になるのか?
口腔内が乾燥すると、様々な問題を引き起こします。

- 歯周病リスクの増加: 唾液には、口内を清潔に保ち、細菌の繁殖を抑える働きがあります。唾液が減少すると、歯垢や歯石がつきやすく、歯周病のリスクが高まります。
- 口臭: 唾液の分泌が低下すると、口の中の細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因となります。
- むし歯になりやすい: 唾液には、歯の表面を保護する働きがあります。唾液が減少すると、歯の表面が酸に弱くなり、むし歯になりやすくなります。
- 粘膜の乾燥: 口腔内の粘膜が乾燥すると、ヒリヒリとした痛みを感じたり、口内炎ができやすくなったりします。
口腔内の乾燥を防ぐ方法
口腔内の乾燥を防ぐためには、以下の方法が効果的です。
- こまめな水分補給: 水やお茶をこまめに飲むようにしましょう。
- 加湿器の使用: 特に冬場など、空気が乾燥しやすい時期は、加湿器を使用し、室内の湿度を上げるようにしましょう。
- 人工唾液の使用: 市販の人工唾液を使用することで、口腔内の乾燥を緩和することができます。
- 刺激物の控えめ: コーヒー、紅茶、アルコールなど、唾液分泌を抑制するものは控えめにしましょう。
- 口呼吸をやめる: 口呼吸は、口腔内の乾燥を加速させます。鼻呼吸を心がけましょう。
- 定期的な歯科検診: 定期的に歯科医院で検診を受け、口腔内の状態をチェックしてもらいましょう。
口腔内の乾燥の原因
口腔内の乾燥は、様々な原因が考えられます。
- 加齢: 加齢に伴い、唾液の分泌量が減少します。
- 薬の副作用: 一部の薬(降圧剤、抗ヒスタミン剤など)は、唾液の分泌を抑制する副作用がある場合があります。
- 病気: シェーグレン症候群などの病気も、口腔内の乾燥の原因となります。
- 生活習慣: 口呼吸、喫煙、アルコールの過剰摂取なども、口腔内の乾燥を招くことがあります。
まとめ
口腔内の乾燥は、歯周病や口臭など、様々な口腔トラブルの原因となります。こまめな水分補給や、加湿器の使用など、簡単なことから始め、口腔内の乾燥を防ぐようにしましょう。もし、口腔内の乾燥が気になる場合は、歯科医院にご相談ください。
いそ歯科医院では審美歯科や歯周病の無料相談を行っております。是非ご利用ください!
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